この仕事をはじめて32年。
弟子入りしたデザイン事務所があったのはこの老松町あたりでした。
バブル景気で、グラフィックデザイン業界も独立ブームの最中。
将来独立して、フェラーリに乗りたいです！
と面接を受け5年の修行の後、
いくつかの制作会社で仕事をしてきました。

directorとdesigner合わせて3人ではじめる広告制作の会社、
だからD3広告制作室。
社名にそんなに深い意味はありませんが、
将来人数が増えてもD4とかD10とかにはなりません。
なってもおもしろいけど、登記が大変そう…。

僕の仕事への姿勢はずっと変わっていなくて、
スポンサーや代理店、スタッフやロケ先のおばちゃん、
関わる人たちが楽しく笑顔で仕事できること。

この10年で広告の世界は随分変わったように感じますが、
根幹にあるものは何も変わってなくて、
いいコミュニケーションをアイデアと表現で生む。

そのときにユーザーにも笑顔が生まれて、
その仕事は僕の理想に近づくと思っています。

原点に帰って新しく出発します。

D3代表　越智正二（おちまさに）